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ブログ

白内障

白内障―この言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
目の中には、カメラと同様に『レンズ』があるのですが、
このレンズ(別名『水晶体』といいます。)が加齢とともに濁ってくるのが、白内障です。
(『目の構造』の②水晶体をご参照ください。)

白内障の症状で、一番多く見られるのが、目のかすみです。
下の図のように、目の中のレンズが濁っているので、いくらメガネの度数を換えてもスッキリ見えなくなります。
その他、まぶしい、近視が強くなる、ものが二重三重に見える、などがあります。

白内障


白内障を治すには、手術しかありません。
えっ、いきなり手術!?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でもびっくりしないでください。
確かに白内障は誰しもに出てくる病気ですが、手術まで必要になるのはその中の一部の方です。

まず、メガネをかけて(矯正視力で)1.0以上見えている方は、特別な場合を除いて、すぐに手術は必要ないでしょう。
さらに1.0見えていなくても、日常生活やお仕事に不便がなければ、経過観察のみでも問題ありません。

例えば同じ矯正視力(0.7)の方がいらっしゃるとして、
よく運転する方の場合は安全の意味でもそろそろ手術を考えたほうがいいと思います。
また一方で、家の中やご近所など活動範囲が狭い方で、それほど不自由を感じない場合は、まだ手術しなくてもよいでしょう。
つまり、その方のライフスタイルによって、手術が必要かどうかは違ってくるのです。

ただし、白内障もかなり進行すると、手術の方法が難しくなったり、思うように術後の視力が回復しないことがあります。
また、『見えにくい』原因が白内障だけでなく、目の奥などの他の部分に隠れているかもしれません。

まずは一度、しっかり目の診察をして、今の状態をチェックしてみましょう。
症状、視力、白内障の状態、そしてみなさんのご希望に沿って、方針を考えていきます。

糖尿病と目

内科で糖尿病と診断されたら…
もちろん、内科の先生の指示に従って、食事療法や運動療法、
さらに薬による治療が始まる方もいらっしゃるでしょう。
今までの生活をいろいろと改善しなければならず、大変だと思います。

そしてもうひとつ、眼科を受診することも忘れないでください。
糖尿病は全身の病気です。
特に『網膜症』、『神経障害』、『腎症』は三大合併症といわれています。
このうちの『網膜症』というのが、眼底にある網膜という物を見るのに大切な部分に影響を及ぼすのです。

『目はよく見えているから、大丈夫。』
これがとってもキケンなのです!
ご自分で目が見えにくくなったなぁと気づいた時にはもうかなり進行していて手遅れ、ということも少なくありません。
下の図をご覧ください。

糖尿病網膜症

このように糖尿病網膜症は、放置していると少しずつ悪化してくる病気ですが、
実際に症状が出るのは④の増殖網膜症になってからなのです。
ここまで進行してしまうと、治療しても元通り見えるようになるのはかなり難しくなります。

それまでにきちんと治療しておけば、日常生活が不便になることはほとんどありません。
事実、視覚障害者となる原因として2番目に多いのは糖尿病網膜症です。(第1位は緑内障)
だからこそ、糖尿病をお持ちの方は、定期的な眼科受診で眼底検査をしてください。

なか眼科ではいつでも眼底検査を行っています。
ただし、眼底をすみずみまで異常がないか検査するには、『散瞳検査』が必要です。
(検査の説明は『散瞳検査』の回をご参照ください。)

繰り返しになりますが、自覚症状が出たときには重症になってしまっていることも多い糖尿病網膜症。
早期発見、早期治療が何より大切です。
おうちの方やお知り合いで糖尿病の方にも、ぜひ教えてあげてください。

飛蚊症

『虫が飛んでいるように見える。』
『目を動かすと、糸くずがついてくる。』
このように、何かが飛んで見えることを『飛蚊症』といいます。
見えるものは下の図のようにさまざまですが、
特徴としては、暗い所では見えないのに、明るい所や白い壁を見ると目立って見え、
視線を動かしても一緒についてきます。

この飛蚊症の原因のほとんどは、加齢とともに起こる変化で、
目の中のにごりによるものです。(『目の構造』の③硝子体をご参照ください。)

近視の方は少し早めに出てくることもありますが、大多数は病的なものではありません。

ただし!たかが飛蚊症、されど飛蚊症。
大切なのは、この飛蚊症が『網膜剥離』『網膜裂孔』『硝子体出血』など、
こわい病気の初期サインでもあるのです。
ですから、飛蚊症が出始めたときには、早めに詳しい検査をする必要があります。
散瞳検査をして、眼底をすみずみまで診察し、異常がないか調べます。
(検査の説明は『散瞳検査』の回をご参照ください。)

散瞳検査で眼底に問題がなければ、あとは経過観察です。
…つまり、飛蚊症は治すことができません。
飛蚊症は目立つときと目立たないときがありますが、
原因となる目の中のにごり自体は、消えるものではないのです。
はじめはかなり気になると思いますが、だんだん慣れていくものです。

そして、最後にもうひとつ注意点を!
検査で問題がなくても、その後に急に飛蚊症がひどくなった、飛んでいるものの数や見え方が変わった、
ということがあれば、すぐにもう一度受診してください。
その時点で異常が起こってないか、再確認が必要です。

詳しく調べて問題がなければ、ずっと一緒にいる『お友達』のようなもの。
ときどき飛蚊症の見え方に変わりがないか、チェックしてください。


☆飛蚊症 いろいろな見え方があります。
飛蚊症の症状

目の構造

今回は『目の構造』についてお話しましょう。
眼球は直径2cmちょっとの小さいものですが、その構造はとっても複雑で、
私自身も医学生のときにとても驚き感動した記憶があります。

一言で『ものを見る』と言っても、眼球内のいろいろなものを通して見ています。
下の図をご覧ください。

目の水平断面図

これは目の断面図。眼球を断面にするとこのような丸い形になります。
目の構造はカメラの構造によく例えられます。(最近のデジカメではなく、フイルムカメラです。)
ものを見る経路をたどって説明致しますと…

① 角膜(かくまく) 
眼球の最表層、いわゆる『黒目』の部分です。これは透明な膜で、実はレンズの役割もしています。乱視やドライアイが起こります。

② 水晶体(すいしょうたい) 
目の中のレンズです。ここが加齢とともに濁ってくるのが、白内障です。

③ 硝子体(しょうしたい)
目の中で一番大きな体積を占める部分です。お若いときにはゼリーのようにプルプルで、ぎっしりと詰まっていますが、加齢とともに収縮して水っぽくなります。飛蚊症の原因となります。

④ 網膜(もうまく)
眼球の壁に裏打ちするように付いている膜です。カメラでいうとフィルムに当たり、ここにものを写し出します。また、網膜のうちでも視力を出すのに最も大切な部分を黄斑(おうはん)といいます。網膜剥離、網膜裂孔、黄斑変性症、黄斑前膜が起こります。

⑤ 視神経(ししんけい)
網膜に写し出された情報を集めて、脳に伝えるケーブルの役割をしています。
緑内障、視神経炎などはここの病気です。

このように、『ものを見る』ということは、①から⑤、さらに脳まで、
いろいろな部分がそれぞれの役割を担っています。
つまり、皆さんが見にくくなったとき、このうちのどこが原因で見にくいのかを調べて
治療していく必要があるのです。
本当に、目だけでなく人の体ってすごいと思いませんか?
今後、目の病気についてもなか眼科のホームページでご紹介する予定ですが、
この『目の構造』をご参考にしていただけたら、と思います。

散瞳検査 ―ひとみを開く

散瞳検査、ってご存知ですか?
眼科ではよく行われている検査ですが、いくつか注意点があるので、
今回はこの散瞳検査についてお話しましょう。

『散瞳検査』、『瞳孔(ひとみ)を開く検査』、『眼底を詳しくみる検査』
…いろんな呼ばれ方がありますが、すべて同じ検査です。
わたしたちが眼底を診察する際には、患者様のひとみを通して眼底を覗き込みます。
下の図の左側の目のように普段の瞳孔の状態だと、入り口が狭いので、診察できる範囲も狭いのです。
右側の目のように瞳孔が大きくなれば、眼底のすみずみまで検査することができます。
もちろん普段の瞳孔でも、視神経の状態など、ある程度の範囲は診察できますが、
次のような症状の精密検査や経過観察には散瞳検査が必要です。
・ 飛蚊症(虫が飛んで見える)、キラキラ光ってみえるとき
・ 目をぶつけたとき
・ 急に見えにくくなったとき
・ ものが歪んでみえるとき
・ 糖尿病の方の目の検査
・ その他、眼底の病気が疑われるとき

では、散瞳検査の注意点とはどんなことでしょう。
① 目薬の作用が出るまで、約30分お待ち頂きます。
目薬をいれて瞳を開き、開いたら診察に入って頂きます。
② 診察後は、ぼんやりしてピントが合いにくくなります。
この状態が約4~5時間続くので、お車やバイクの運転、細かい作業ができなくなりますのでご注意ください。

散瞳検査は予約の必要はありません。いつでもできます。
特に見え方に急激な変化がある場合やケガの場合には、早急に検査をすることが必要ですから、
上記のことに注意して受診してくださいね。

散瞳検査