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なか眼科
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なか眼科からのメッセージ
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ブログ

午後診担当医変更のお知らせ

2014年8月4日(月)よりしばらくの間、副院長産休のため、
午前診・午後診とも院長が担当となります。
それにともない、当院でのアレルギー検査は休止させていただきます。

また、『なか眼科からのメッセージ』として、皆様に目の病気や症状、さまざまな疑問点について
ほぼ毎週お話して参りましたが、今後は不定期更新と致します。
約1年の間、いろいろなテーマでお話致しましたので、バックナンバーの中にも
少しでも皆様のお役に立てるものがあればと思います。

ご迷惑をおかけしますが、ご了解いただきますようお願い申し上げます。
これからも、なか眼科をどうぞよろしくお願い申し上げます。

テーブルフラワー6.16



緑内障 ⑦緑内障Q&A その2

緑内障について、よくある質問の続きです。

Q. 血圧と眼圧は関係しますか?
A.
関係はありません。普段から血圧が高いからといって、眼圧が高くなるわけではありません。

Q. 片方の目が緑内障になったら、もう片方も目も緑内障になりますか?
A.
緑内障は多くの場合、両目に起こる病気です。
進行の度合いは左右で違うことが多いので、それぞれの目にあった治療を行います。

Q. 緑内障は遺伝しますか?
A.
緑内障は必ずしも遺伝するものではありませんが、血のつながった方に緑内障の方がいれば、
やはり眼科検診をおすすめします。

Q. 緑内障の治療は、眼圧を下げること以外はないのですか?
A.
眼圧が正常な人も緑内障になることから、緑内障には眼圧以外の原因があることが推測されていますが、
それ以外に確実な原因は分かっていません。
私自身も緑内障の基礎研究や臨床研究に参加したり、
神戸大学病院の緑内障専門外来で診察を行ったりしましたが、
緑内障の病態はまだまだわからないことだらけ、というのが実際のところです。
現状では、世界中どこへ行っても、点眼薬や手術などにより眼圧を下げることが
唯一の確実な治療法なのです。
処方された点眼を毎日忘れずに行い、定期的な通院を続けることが最も重要です。

緑内障定期通院

緑内障 ⑥緑内障Q&A その1

緑内障について、よくある質問を挙げてみました。
緑内障があると言われて、心配にならない方はいないと思います。
わからないことは、診察の時にもどんどん聞いてくださいね。

Q. 目を使いすぎると、緑内障は進行しますか?
A.
目の使いすぎと緑内障の進行は関係ありません。
テレビ、読書、パソコン…などなど、好きなようになさってください。

Q. 日常生活で気をつけるべきことはありますか?
A.
開放隅角緑内障の場合、毎日の点眼と定期的な通院さえしっかりと行って頂ければ、
特に日常生活での制限はありません。
急性緑内障発作を起こしやすい目の場合は、『急性緑内障発作の予防と治療』の回で
お話したことは気をつけるようにしてください。
またいずれの場合も、食事で特に気をつけることはありません。
バランスの良い食事を心がけてください。

Q. コンタクトレンズは使っても大丈夫ですか?
A.
コンタクトレンズを使っても問題ありません。
ただし、点眼はレンズをはずした状態で行ってください。
緑内障の点眼は1日1回で済むものもあるので、普段コンタクトレンズを装用している方は、
その旨をお伝えください。なるべく負担にならない点眼を考えます。

緑内障点眼



緑内障 ⑤急性緑内障発作の予防と治療

急性緑内障発作は、『急性』の病気で、症状も激烈ですから、
もし発症してしまったら急いで眼科を受診して、適切な治療を受けるしかありません。
ところが実際は、この発作はどうも夜間に発症することが多いようで、
その時間に診察をしている眼科を見つけ出すのが難しく、治療が遅れてしまうのが実情です。

通常は21mmHg以下が正常といわれる眼圧が、発作時には50~60mmHg程度まで上昇してしまい、
前回ご説明したように、目だけでなく全身的にも症状があらわれます。
眼圧が非常に高い状態が続くと、目の奥にある視神経が一気に傷んでしまい、
残念ながら一夜にして失明、ということもあり得ます。

また一方で、急性緑内障発作は、もともとなりやすい目かどうかがあらかじめわかるので、
予防をすることができるのです。

まず、日常的にできる予防策としては、以下のようなものが挙げられます。
・ 暗い部屋で下を向いて本を読んだり、ものを書いたりしない。
・ 市販の風邪薬はのまない。
・ 医師から処方される眠剤はのまない。
これらは狭い隅角をますます狭くしてしまう作用を伴っているので、注意が必要です。

また、手術を受けることで予防することもでき、これらは日常的な予防策よりも効果的です。
・ レーザー虹彩切開術
茶目(虹彩)にレーザーで小さな穴を開けて隅角が閉塞しにくくする方法。
・ 白内障手術

え?緑内障の発作の予防に白内障手術!?と思われるもしれません。
ここで詳しくお話します。
前回もお示ししたように、緑内障発作は、もともと隅角が狭い目にさらに加齢とともに白内障が進行することで、
水晶体の厚みが増え、ますます隅角が狭くなり、起こりやすくなります。
下の図をご覧ください。

gla attackの予防と治療

通常の白内障手術を行うと、水晶体の中身を取って、人工の『眼内レンズ』に置き換えます。
(手術方法については『白内障の手術』の回をご参照ください。)
この眼内レンズは、水晶体よりも厚みがかなり薄いので、
隅角が開き、発作が予防できるという仕組みなのです。

レーザーにしても白内障にしても、頻度は少ないですが合併症もあり得ますので、
まずはよく相談してから予防策を考えていきましょう。

緑内障 ④急性緑内障発作の危険因子と症状

急性緑内障発作は、その名の通り、急激に、激烈な症状に襲われる病気です。
同じ『緑内障』という名前でも、『原発開放隅角緑内障』の症状とは全く異なります。

まず急性緑内障発作は、もともとの目の形の違いから、
発作を起こしやすい人と起こしにくい人に分かれます。
起こしやすい人の特徴として、以下のものがあります。
・ 中年から高齢者
・ 若い頃から視力が良くて、比較的早くから老眼が出てきた
・ 小柄な女性(男性に起こることもあり)

もう一度『緑内障の種類』のときにもお示しした図で説明しますと、
上に挙げた方々は、もともと目の奥行きが小さいので、房水の出口である隅角
(『眼圧』の回をご参照ください)も比較的狭くなっています。
それに加え、加齢とともに白内障が進行することで、水晶体の厚みが増えるので、
ますます隅角が狭くなってしまうのです。

gla attackの危険因子と症状

隅角が狭いだけでは何の症状もありません。
房水はきちんと目の中から排出されて、眼圧も正常に保たれます。
ところがある日ある時、この狭い隅角がついに閉塞してしまうと、
房水はつくられるものの排出できなくなり、目の中に房水がたまって急激に眼圧が上がってしまいます。
これを『急性緑内障発作』といいます。

急性緑内障発作の症状は、急激な眼痛、頭痛、目のかすみ、充血、
そのほかには吐き気、嘔吐など、目だけでなく全身にもかなりつらい症状が出てくるので、
はじめは目が原因とはわからないことも多くあります。

先にも述べた通り、急性緑内障発作を起こしやすい人というのは、
もともと目がいい人なので、今まで眼科には無縁だった人がほとんどなのです。
発作を起こしてしまった患者さまが、『目だけは自信があったのに…』
と言われることがよくあります。

なか眼科では、受診された方で発作を起こしやすい目の形をされた方には、
その旨をお伝えし、注意点をお話します。
自信がある目、今はよく見えている目でも、やはり年齢とともに変化が起こっています。
大丈夫、と思っていても、一度眼科受診してみてください。